目次
一人暮らしの賃貸物件でペットを飼う前に知っておくべき5つの条件
1.飼い主としての責任はありますか?
『責任』を持っていること。これがペットを飼う上で最も大切な条件です。あなたがペットを飼うということは、命を預かる責任が生まれるということです。安易な気持ちで飼い始めてしまうと、想像以上の大変さにすぐに嫌気がさしてくることでしょう。 ペットも大切な家族の一員です
「ペットショップで見つけて、カワイイから一目惚れして飼ってしまった・・」実際にそうやって捨てられてしまった、かわいそうなペット達が数多く存在します。
あなたは責任を持って、そのペットが最期の時を迎えるまで、飼い続けることができますか?繰り返しますが、命を預かる一番大切なことなので、しっかり考えた上で飼いはじめてください。
2.一人でも世話ができますか?
仕事の日でもゆっくりしたい休みの日でも、ペットの世話に休みはありません。エサをあげたり、散歩に連れて行ったり、トイレや飼育ケースの掃除など、しなければならないことはたくさんあります。それをあなたが全て行う必要があるのです。あなたの普段の生活でそれができますか?
3.においや鳴き声・足音は?
飼うペットの種類にもよりますが、においや鳴き声は、アパートやマンションの他の部屋に迷惑をかけるかもしれません。あなたが飼おうとしているペットはにおいがきつかったり、鳴き声がうるさい種類ではありませんか?また、部屋の中を歩き回る時に、足音がひびくことはありませんか?
4.そのペットは留守番できますか?
あなたが仕事や学校・用事などで家を空ける時、飼おうとしているペットは静かに留守番できますか?日中にもエサやりやお世話が必要なペットは、1人暮らしの人にはお勧めできません。
5.イザという時のペットの環境は?
もしもの時のために、近くに動物病院はありますか? 小動物であれば、ペットの総合病院ではなく、小鳥なら鳥を専門に診られる病院のように、なるべく小動物専門の動物病院が近所にあるとよいでしょう。また、人間同様ペットにも24時間対応の動物病院が近くにあると安心できます。 動物病院までの距離も引越しの要素の一つ
それから、出張や旅行で家を空ける時、預かってくれる人や、ペットを預かってくれる場所はありますか? もし、預かってくれる人が近所にいない場合は、ペットホテルが近くにあるか確認してください。
ペットは突然体調を崩したり、1人で長期間留守番できない生き物です。言うなればペットを飼うことは、子どもを育てるようなものなのです。育てる環境も整えてあげなければならないのです。
病院の事まで考えてなかった‥っていう人も多いみたい。
まずはペット可の賃貸物件を探すべき
部屋の契約内容は?
そもそも、あなたが今住んでいるマンションは、ペットを飼ってもよい契約になっていますか?
例えば、うさぎやハムスター・小鳥などの小型動物なら可というマンションや、ペット一切不可のマンション、大型犬も大丈夫なマンションなど、マンションによって違いがあります。
契約書を確認したり、管理会社に問い合わせてみればわかります。また、飼い始める前に申請しなければならない場合もありますので、併せて確認しましょう。
ペット禁止の賃貸マンションで飼っていたらどうなる?
もしも、ペット不可のマンションで黙って飼い始めてしまったり、許可されていない種類のペットを飼ってしまったらどうなるのでしょうか。バレなければ大丈夫!なんて考えていると、後々大変なトラブルになってしまうことが考えられます。
許可を得ず飼っていたのがバレてしまった場合に起こり得ること
最も考えられるケースは、賃貸管理会社からペットを手放すように勧告されます。今まで可愛がっていたペットを誰かに譲ったり、最悪の場合、処分しなければならないということです。
これは本当にあってはならないことですが、全ては責任感のない飼い主が起こした悲劇なのです。ペットを飼うために用意した用品やペットを飼ったお金も全て水の泡になります。 小動物でもルールは守りましょう
それから、罰金を請求されることもあります。退去の際に、他の部屋より念入りなクリーニングが必要になる等で、修繕費用の上乗せを要求されたり、単にペナルティとしての罰金を請求されたりするケースもあり得ます。
また、場合によっては強制退去を言い渡される可能性もあります。契約違反をしていたわけですから、ペットを手放せば許されるというものでもありません。この場合に入居者に拒否権はなく、言われるがまま退去するしかありません。
ペットを手放したうえに、更に罰金を課される場合や、強制退去と罰金請求の場合など、契約内容によってペナルティは様々です。いずれにせよ大きなリスクであることは間違いありません。
密かにペットを飼っていたAさんの話
Aさんはペット不可のマンションで、猫を飼っていました。飼ってはいけないことを知っていたのですが、ペットショップで一目惚れして買ってしまったのです。
Aさんが飼っていた猫は大人しく、においもせず、周囲にも全く気づかれることはありませんでした。
ところがある日、ひょんなことから猫を飼っていたことがバレてしまいました。
それはAさんが出した「ゴミ」です。餌の缶詰のゴミを捨てるところを、管理人さんに見られてしまったのです。後からわかったことなのですが、時々捨てられている空き缶が前から気になっていたようで、その日はいつもより早くから確認に来ていたのです。
Aさんは泣く泣く猫を手放すことになった上、家賃の1ヶ月分の罰金を請求されてしまいました。Aさんは「このようなことになるのなら、はじめから引っ越しておけば良かった」と後悔しておりました。
賃貸でペットを安心して飼育する為のまとめ
以上のように、『ペット飼育不可』の賃貸物件で無断でペットを飼育すると、飼い主さんも、そのペットもお互いが不幸な結果になってしまいます。
そんな悲しい結果にならない為にも、最低限『ペット可』の賃貸物件に住んでいることが前提条件となります。その上で、以下にまとめた条件を満たして、はじめて一人暮らしでもペットを安心して変えることでしょう。
2.飼い主さんが一人暮らしでも、しっかりお世話ができる
3.ペットのにおいや鳴き声が出ても安心して住める環境
4.留守番が安心してできるペットである
5.動物病院や、ペットホテルが近所にある
最近はペット可のマンションも増えていますから、もし今のアパートやマンションがペット不可であれば、引越しを検討することを強くお勧めします。周りに迷惑をかけることはもちろん、ペットの幸せのためにもそれが一番です。
でも、ルールを破って飼育したり、無責任に飼うことは許されません。
ペットは、あなたにとってかけがえのない大切な家族だからこそ、よ~く考えてみてくださいね。
ペットを飼うなら、ペット可の物件へ引越しよ!!
賃貸でペットを飼う時は、どのような手順を踏めばいいのでしょう?
まずはじめに、あなたの今の生活でペットを飼えるのか5つの条件から考えてみましょう。